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売掛金を担保に資金調達可能なファクタリングとは?
この記事をご覧の方は、数年前から注目された『ファクタリング』というサービスをご存知でしょうか?
ファクタリングとは?という説明を簡単にするならば、商取引において将来受け取る売上金額、売掛金といえばわかりやすいかもしれませんが『入金される見込みのある金額を現金化する』ことです。
本来であれば、売掛金はお互いの約束のもと決められた支払期日にならないと現金にはなりません。
そこでファクタリング会社に買い取ってもらい現金化すれば、今必要となっている人件費の支払いや設備投資などに充てることができます。
今回の記事ではファクタリングについて詳しくご紹介します。
ファクタリングとは?
ファクタリングというサービスは、将来的にお金が入るから信用して融資して欲しいというものではありません。
あくまでも『将来的に入るはずの現金を受け取る権利の売買』です。
したがって、売掛け金を受け取る権利を持つ会社の経営状態が悪くても、売掛金を支払う会社が支払えるというならば取引が成立します。
ファクタリング会社に買い取ってもらう金額においても、同じことが言えます。
融資であれば申し込んだ会社の返済能力で融資の上限額が決まりますが、ここで重要なのはその売掛金の額面です。
なお、ファクタリングで売掛金の売買をするときには『手数料が差し引かれる』ことになっています。
例えば手数料が20%に設定されているならば、手に入るのは支払日まで売掛債権を持っていたときの80%です。
ファクタリングの利用方法
もし売掛債権を持っていて、ファクタリングを利用したいときには最初に『2社間での契約か3社間契約』のどちらを選ぶのか決めなければいけません。
2社間であれば、売掛金の売買が成立して現金が手に入った後、売掛先から入金があったら手数料を含めて全てファクタリング会社に渡します。
3社間の場合には、売掛先との話し合いをしておくことで、支払日の入金をファクタリング会社に直接振り込まれるようにします。
3社間にしたほうが手間を省けますし『手数料も安く』なります。
しかし売掛先に話が及ぶので、売掛先とあらかじめ通達するなど対策をしておかないと信用に傷がつき、今後のビジネスに影響が出る恐れがあります。
影響がないならば3社間でいいでしょうが、信用を重視するのらば2社間の方が良いかもしれません。
方法を決めたら、契約をしたいファクタリング会社を決めて相談をします。
債権について調査を行い問題がないようであれば、取引額を決定して正式に契約をします。
その際には契約に必要な以下の書類を揃えます。
必要書類
- 会社謄本
- 印鑑証明書
- 売掛金の入金日が分かる書類
ファクタリング会社によって必要種類は多少変わりますが、上記は必ず必要になります。
書類の種類によっては法務局で発行してもらうので余裕を持って動かなければいけません。
契約が済めばファクタリング会社からの支払いが行われます。
早ければ即日で手続きが進み、現金が振り込まれるでしょう。
2社間であれば、支払期日に売掛金が入金されファクタリング会社に入金します。
そして3社間であれば、前述のように直接ファクタリング会社に入金されるので何もする必要はありません。
この手数料はファクタリング会社ごとの基準があるのですが、支払日に額面通りの支払いが行われるかどうかのリスクをファクタリング会社が独自に分析したランクに連動して動く事が多いです。
ファクタリング会社を利用する2つのメリット
ファクタリング会社を利用して売掛金を現金化するメリットを挙げると、まず最初は必要な時に現金を手にできるスピード感です。
中小企業は、大企業のように潤沢な予備資金がある会社は少ないでしょう。
大企業と比べると、資金力の面で余裕がないので万が一資金繰りがショートした場合、売掛金の支払期日までに倒産してしまう恐れがあります。
金融機関の融資を利用すると言っても審査に通るかわかりませんし、通ったとしても融資までには時間がかかれば意味がありません。
その点、権利の売買であるファクタリングは、早ければ即日で現金が手に入ります。
売買できる売掛金さえあればファクタリング会社は対応してくれるので、信用力に劣る中小企業にとっては会社の資金調達の手段として頼りになります。
取引方法によっては、売掛先が倒産したときのリスクを軽減できます。
契約の中に「償還請求権なし」という設定を入れておけば、倒産したときにファクタリング会社の支払ったお金を返さなくても済むからです。
この「償還請求権なし」が設定されているかどうかは、契約時の条件次第となりますが、主に2社間での取引ではほぼ設定されていない事が多いので確認が必要です。
もう1つのメリットをご紹介すると、債務ではないので法人の信用情報に記録されることもありません。
今後、銀行などから融資を受けたい時に、ファクタリングで資金繰りをしのいでいるからと言って審査に影響は出ません。
さらに、手に入った現金を使い財務状況を改善することができれば、金融機関からの融資で審査に通りやすくなる可能性もあります。
即日現金を手に入れるならクレジットカード現金化
ここまでは、ファクタリングについてご紹介しました。
ファクタリングは売掛金がある経営者の方には良い方法ですね。
しかし、売掛先の状況によってはファクタリングの審査に通らないこともあるのがデメリットです。
そのような時には、クレジットカードのショッピング枠を現金化する方法があります。
クレジットカード現金化を専門にしている業者を利用すると、やはり20%〜30%の手数料がかかりますが、個人のクレジットカードでも法人名義のクレジットカードでも対応可能で審査も必要ないので、どうしてもすぐに現金が必要という方には需要のあるサービスです。
詳しい内容については、クレジットカード現金化とは?| 現金化の仕組みや注意点など概要をご紹介しますという記事でご覧ください。
クレジットカード現金化はポイント還元を受けることも可能です
ご存知のようにクレジットカードは各社、利用金額に応じて『ポイントが付与』されるサービスを展開してます。
近年ポイント還元サービスは、利用する場所やカードの種類によって還元されるポイントに差があったりその仕組みはどんどん複雑化しています。
大量にポイントを貯めれば、電子マネーに変換して利用したり、提携しているお店で現金と同じように利用できるので非常にお得です。
クレジットカード現金化に関しても同様で、利用した金額に応じて受けることができるポイントは確実に受け取ることが出来ます。
クレジットカード会社のお得なキャンペーンの1つに『誕生日月はポイント2倍還元キャンペーン』などもありますので、ぜひカード会社のポイント還元に関する規約をご覧いただき、ポイント還元率の高いクレジットカードを利用するのもおすすめです。
参考記事
JCBプレモカード 買取 | 80%以上のの換金率を実現する優良買取店とJCBプレモカードを現金化する5つの方法もご紹介します
現金化は多くのカード利用するので還元率が高いカードがお得
クレジット決済をたくさんする事でポイントはどんどん還元されます。
たいていのカードは100円の利用で『1ポイント〜2ポイントの還元率』なので大量に貯めるには多額のカード決済が必要になります。
500ポイント以上溜まると、Amazonギフト券やwebMonetに交換することもできるので利用用途は広がります。
クレジットカード現金化で10万円使えば、カードによっては最大2000ポイント貯める事も出来るので見逃せません。
『チリも積もれば山となる』ではないですが、せっかくクレジット決済をするならポイントも貯める事が出来ればありがたいですね。
何枚かクレジットカードをお持ちの方は、利用するカード会社のポイント還元率を確認しておく事がおすすめです。
ポイントを増やすクレジットカードのキャンペーンも活用しよう
クレジットカード現金化をするなら、ポイントを増加させるキャンペーンも活用した方が良いかもしれません。
特に10万円以上の利用を考えているクレジットカード現金化は、キャンペーンに該当するなら一気にポイントが2倍貯まります。
例えば、誕生日月の場合は2倍ポイントが貯まるなど現金化をするならキャンペーンの項目を確認しておくと良いかもしれません。
クレジットカード会社によって、用意されているキャンペーンは変わっています。
クレジットカード現金化はよく違法性が指摘されていて、多くの銀行や信販系の企業のサイトでは注意が促されています。
ショッピング枠を利用した現金化の違法性については、クレジットカード 現金化は違法ですか? | 考えられる危険性(リスク)や抵触時のペナルティーは?という記事で詳しくご紹介しています。
ファクタリングは売掛金でお金が借りられる? | ファクタリングの仕組みから利用方法をご紹介します まとめ
今回の記事では、ファクタリングという売掛金を利用した資金繰りの方法をご紹介させていただきました。
株価だけが順調に推移しているため、景気感としては芳しくない状況が続く日本経済、この先も日本経済がよくなることはないでしょう。
一部の富裕層だけが儲かる仕組みが変わることはないでしょう。
それでもなんとか頑張って生きていくために資金繰りには多くの選択肢が不可欠です。
色々な現金調達の手段はありますが、クレジットカード現金化を利用するなら少しでも多くのポイントをゲットしたいですよね。
優良店を利用して少しでも多くの現金を受け取る参考にして下さい。
最後までありがとうございました。